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入れ歯で食べられない物はある?食事をするときの注意点や対処法を紹介します!

入れ歯で食べられない物はある?食事をするときの注意点や対処法を紹介します!

入れ歯を使用していると、食べにくい物が出てくることがあります。
本記事では入れ歯で食べられない物について以下の点を中心にご紹介します。

  • 食事中に起きる入れ歯のトラブル
  • 入れ歯で食べにくいものは?
  • 入れ歯で食事をするときの注意点

入れ歯について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

食事中に起きる入れ歯のトラブル

食事中に起きる入れ歯のトラブル

食事中、入れ歯のトラブルに悩んでいませんか?以下に原因や対策を含めて紹介します。

食べるときに痛みを感じる

食事中に入れ歯が痛むことは、入れ歯使用者が直面する問題です。
なかでも、入れ歯が適切にフィットしていない場合、食べ物を噛む際に歯茎に過剰な負担がかかり、痛みが生じることがあります。この痛みは、入れ歯の噛み合わせが悪い場合や、長期間使用して入れ歯が緩んでしまった場合に起こりやすいです。歯茎が痩せることも、痛みを引き起こす原因の一つです。
痛みを感じたら、まずは歯科医師に相談し、入れ歯の調整を受けることが重要です。適切な調整を行うことで、入れ歯のフィット感が改善され、痛みを軽減できます。

味覚や温度を感じづらい

入れ歯を使用していると、食事中に味覚や温度を感じづらくなることがあります。これは、入れ歯が歯茎を覆うことで、食べ物の味や温度が直接感じ取れなくなるためです。なかでも、温度を感じにくくなると、熱い食べ物を誤ってお口に入れ、火傷をするリスクが高まります。
また、味覚が鈍くなることで、食事の楽しみが減少し、食欲の低下にもつながる可能性があります。
このようなトラブルを防ぐためには、入れ歯の調整を行うことが重要です。適切なフィット感を得ることで、温度や味覚の感覚が改善される場合があります。さらに、食事前に食べ物の温度を確認し、少し冷ましてから食べることで、リスクを軽減できます。

口臭が気になってしまう

入れ歯を使用していると、食事中に口臭が気になることがあります。口臭は、食べ物のカスが入れ歯に付着し、細菌が繁殖することが原因です。なかでも入れ歯と歯茎の間に食べ物が詰まると、臭いが発生しやすくなります。
また、入れ歯の清掃が不十分である場合や、入れ歯が合っていない場合も、口臭の原因となることがあります。
口臭を防ぐためには、食事後に入れ歯を丁寧に洗浄し、細菌の繁殖を抑えることが大切です。また、入れ歯のフィット感に問題がある場合は、早めに歯科医に相談して調整を行うことで、口臭のリスクを軽減できます。さらに、口腔内全体の衛生管理も欠かせません。

入れ歯が外れてしまう

食事中に入れ歯が外れてしまうことは、入れ歯を使用している方々にとってよくあるトラブルです。この問題は、入れ歯が口腔内で適切にフィットしていない場合に発生しやすく、なかでも硬いものや粘り気のある食べ物を噛む際に起こりやすいです。
入れ歯が外れる原因には、長期間の使用による入れ歯自体の劣化や、顎骨の変化、さらには装着時にしっかりフィットしていないことが挙げられます。
このトラブルを防ぐためには、定期的に歯科医で入れ歯の調整やメンテナンスを行うことが重要です。また、入れ歯用の接着剤を使用すると、一時的に安定させることもできますが、根本的な解決には、適切にフィットした入れ歯を作り直すことが必要です。

入れ歯で食べにくいものは?

入れ歯で食べにくいものは?

入れ歯を使用していると、どのような食べ物が食べにくく感じるのでしょうか?

禁止されている食べ物はない!

入れ歯を使用していると、食べにくさを感じる食べ物がいくつかありますが、禁止されている食べ物はありません。ただし、入れ歯に負担をかける可能性があるため、控えた方がよい食べ物があります。

硬いもの

入れ歯を使用している場合、硬い食べ物を噛むことは難しいことがあります。硬いものを噛むと、入れ歯に強い負担がかかり、破損や変形のリスクが高まる可能性があります。フィット感が不十分な入れ歯では、硬いものを噛むとずれてしまい、口腔内の組織に痛みや傷を引き起こすことがあります。
また、硬い食べ物を無理に噛もうとすると、顎や歯茎に過剰な圧力がかかり、長期的には顎関節への負担となることも考えられます。

粘度があるもの

入れ歯を使用していると、粘度の高い食べ物を食べるのが難しいことがあります。例えば、納豆や山芋、オクラなどのネバネバした食材は、入れ歯に付着しやすく、食事中に入れ歯がずれる原因となることがあります。
粘度のある食べ物が入れ歯に絡みつくと、噛む際に入れ歯が安定せず、しっかりと噛めないだけでなく、食べ物が入れ歯と歯茎の間に入り込むことで、違和感や不快感を感じることがあります。
また、入れ歯が浮き上がることで、食事がスムーズに進まなくなることもあります。

繊維を多く含んでいるもの

入れ歯を使用していると、繊維を多く含んだ食べ物が食べにくいと感じることがあります。繊維質の食材、例えば、キャベツやほうれん草などの葉物野菜、肉の筋や果物の皮などは、噛み切るのに力が必要で、入れ歯がずれたり、しっかりと噛み砕けないことがあります。
その結果、お口のなかに不快感を感じたり、十分に咀嚼できないことで消化不良を引き起こすこともあります。
食事を快適に楽しむためには、繊維質の食材をやわらかく調理することが有効です。例えば、野菜は細かく刻んだり、煮込んでやわらかくすると、噛みやすくなります。肉も同様に、圧力鍋を使ってやわらかく仕上げるとよいでしょう。

入れ歯で食事をするときの注意点

入れ歯で食事をするときの注意点

入れ歯で食事をするとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?

食事前にうがいをする

入れ歯で食事をする際には、食事前のうがいが大切です。うがいをすれば、お口のなかに残っている食べ物のカスや唾液を取り除き、入れ歯がしっかりとフィットするようになり、食事中の不快感や入れ歯がずれるリスクを減らせます。
また、うがいを行うことで入れ歯の吸着力が向上し、食事中に外れにくくなる効果も期待できます。

入れ歯の着用時間を守る

入れ歯で食事をする際には、入れ歯の着用時間を守ることが重要です。適切に装着された入れ歯は、食事の際にしっかりと噛む力をサポートしますが、長時間外していると、口腔内の状態が変わり、フィット感が損なわれる可能性があります。
フィットしない入れ歯で食事をすると、歯茎や顎に余分な負担がかかり、痛みや炎症の原因になることがあります。
また、食事後には入れ歯を外して清掃を行うことが推奨されます。食べ物のカスや汚れが残ったままでは、口腔内の衛生状態が悪化し、口臭や感染症のリスクが高まります。入れ歯の清掃には専用のブラシや洗浄剤を使用し、丁寧に汚れを取り除くことが大切です。
正しい着用時間と清掃を習慣化すれば、入れ歯の機能を発揮させ、健康な口腔環境を維持できます。

食後は入れ歯を清掃する

入れ歯で食事をした後は、入れ歯の清掃が重要です。食事中に入れ歯には食べ物のカスや汚れが付着し、それを放置すると口腔内の衛生状態が悪化しやすくなります。食べ物のカスが残ったままだと、口臭の原因になったり、入れ歯自体に色素が沈着する場合もあります。
入れ歯の清掃には専用のブラシや洗浄剤を使用するのが有効です。水だけでなく、適切な洗浄剤を使用すれば、細菌の繁殖を抑えられ、入れ歯を清潔に保てます。また、ブラシを使う際は、入れ歯を傷つけないように優しく磨くことが大切です。
入れ歯を清潔に保つことで、口腔内の健康を守り、快適に食事を楽しめるでしょう。食後の清掃を習慣化し、入れ歯の寿命を延ばすためにも、正しいお手入れを心がけましょう。

入れ歯で食事が大変なときの対処法

入れ歯で食事が大変なときの対処法

入れ歯での食事が大変なとき、どのように対処すれば快適に食べられるのでしょうか?

入れ歯の調整や修理をする

入れ歯を使用していると、食事が大変に感じることがあります。これは、入れ歯が口内に適切にフィットしていない場合や、使用に伴い形が変わってしまうことが原因です。このような問題に対処するためには、入れ歯の調整や修理が必要です。
入れ歯がうまく合わないと、食べ物を噛む力が十分に伝わらず、食事がしづらくなるだけでなく、口内の痛みや炎症を引き起こすこともあります。定期的に歯科医師に相談し、入れ歯の調整や修理を行うことで、快適な食事が可能になります。
なかでも、食事中に入れ歯がずれる、痛みを感じる場合は、早めの調整の依頼が重要です。入れ歯の調整を怠ると、食事の楽しみが損なわれるだけでなく、噛み合わせなどの健康にも影響を及ぼす可能性があるため、調子がよいときから定期的な検診や適切なケアを心がけることが大切です。

新しい入れ歯を作る

入れ歯での食事が困難な場合、新しい入れ歯を作ることが効果的な対処法です。入れ歯が合わなくなったり、食事中に痛みや違和感が生じる場合、現在の入れ歯が適切にフィットしていない可能性があります。
このような問題は、時間の経過とともに歯茎や顎の骨が変化し、入れ歯の適合性が低下することが原因です。新しい入れ歯を作ることで、口腔内の現在の状態に合わせたフィット感を得られ、食事の際の不快感を軽減できます。
また、新しい技術を駆使して作られた入れ歯は、より自然な噛み心地を提供し、硬い食べ物や粘着性のある食べ物もより快適に楽しめます。食事が困難と感じる場合は、歯科医に相談し、必要に応じて新しい入れ歯の製作の検討をおすすめします。

調理方法を工夫する

入れ歯を使用していると、食事が大変に感じることがありますが、調理方法を工夫すると、不便さを軽減できます。例えば、食べ物を小さく切ることで、噛みやすくなり、入れ歯にかかる負担を減らせます。
また、硬い食材は煮込んだり蒸したりしてやわらかく調理することが推奨されます。その結果、歯茎への圧力を和らげ、より快適に食事を楽しめます。
さらに、食材をペースト状にしたり、スープやシチューなどの形で摂取すると、飲み込みやすくなり、食べる際のストレスを減少させられます。食事が大変と感じたら、これらの調理法を取り入れてみることで、入れ歯生活がより快適になるでしょう。

インプラントを入れる

入れ歯で食事が困難な場合、インプラントの選択で改善できる可能性があります。インプラントは、歯の根の代わりとなる人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。
インプラントにより、入れ歯のように動くことなく、しっかりとした噛み心地を実現できます。なかでも、噛む力が弱くなりがちな入れ歯に比べて、インプラントは自然の歯に近い噛む力を持つため、硬い食べ物でもスムーズに食事を楽しめます。
また、食事中の不快感や痛みが軽減され、食事の質の向上も期待できます。入れ歯での食事に不満がある方や、もっと快適に食事を楽しみたい方は、インプラントを検討してみることをおすすめします。

入れ歯安定剤を試してみる

入れ歯を使用していると、食事中にズレたり外れたりして食べにくさを感じることがあります。こうした問題に対処するために、入れ歯安定剤を試してみることが有効です。
入れ歯安定剤は、入れ歯と歯茎の間に隙間ができるのを防ぎ、しっかりと固定することで、食事中の不快感を軽減します。なかでも、硬いものや粘り気のある食べ物を食べる際に、入れ歯が安定せずに食べにくさを感じる場合、安定剤を使うことで、入れ歯がしっかりとフィットし、快適に食事を楽しめます。
また、安定剤を使用すれば、入れ歯がズレる心配が減り、自信を持って外食や人前での食事も楽しめるようになります。入れ歯の使用感が気になる方は、まず安定剤を試してみることをおすすめします。

まとめ

まとめ

ここまで入れ歯で食べにくい物についてお伝えしてきました。要点をまとめると以下のとおりです。

  • 食事中に起きる入れ歯のトラブルには、入れ歯がズレたり浮き上がったりして食べ物を噛みにくくなることがある
  • 入れ歯で食べにくいものには、硬い食べ物や粘り気のある食べ物、繊維質の多い食べ物がある
  • 入れ歯で食事をするときの注意点は、一口を小さくし、ゆっくりと噛むことを心がける点である

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
大津 雄人医師(医療法人社団GLANZ大津歯科医院 副院長 / 東京歯科大学インプラント科 臨床講師)

大津 雄人医師(医療法人社団GLANZ大津歯科医院 副院長 / 東京歯科大学インプラント科 臨床講師)

東京歯科大学歯学部 卒業 / 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔インプラント学) 卒業 / 現在は大津歯科医院勤務 / 東京歯科大学インプラント科臨床講師 / 専門は口腔インプラント

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