注目のトピック

歯医者

入れ歯をなくしてしまった!?探すべき場所やなくした時の対処法を解説します!

入れ歯をなくしてしまった!?探すべき場所やなくした時の対処法を解説します!

入れ歯を検討している方や、実際に入れ歯を使用している方の中には、入れ歯をなくしてしまうことに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。入れ歯は日常生活において大変重要なアイテムであり、その紛失は食事や話すことに大きな影響を与える可能性があります。

本記事では、入れ歯をなくしてしまった際に、焦る前に確認すべきポイントや、効率的に対処するための方法について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 入れ歯をなくしてしまった場合の対処法
  • 入れ歯をなくさないようにする対処法
  • 入れ歯を作り直す場合の注意点

入れ歯をなくした際には、冷静に対応することが求められます。紛失を防ぐための対策や、万が一なくしてしまった場合の対処法を理解しておくことで、安心して日常生活を送ることができるでしょう。

ぜひ、本記事を参考にして、入れ歯の管理や紛失時の対処に役立ててください。 ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

入れ歯をなくすとどうなる?

入れ歯をなくすとどうなる?

入れ歯をなくしてしまうと、食事がしにくくなり噛む力が低下します。噛む力が弱くなることで、食事の楽しさが減少し、摂取する食べ物の種類が限られてしまいます。その結果、栄養バランスが崩れ、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
特に硬い食べ物や繊維質な食品が食べにくくなり、これが栄養不足や消化不良につながる可能性があります。また、ほかの歯に負担がかかり、歯茎や顎の骨にも悪影響が出ることで、自身の見た目にも影響し、自信を失うことも考えられます。
入れ歯をなくしてしまった場合、時間が経つにつれて新しい入れ歯がうまくフィットしなくなる可能性もあります。これは、歯茎や顎の骨が入れ歯のない状態に適応して変化してしまうからです。こうした理由から、入れ歯をなくした場合には、早急に対処することが重要です。

入れ歯をなくしたときに探すべき場所

入れ歯をなくしたときに探すべき場所

入れ歯をなくすと、噛む力が弱まり健康に影響が出るため、すぐに対応が必要です。入れ歯は小さく、思いもよらない場所に紛れていることが多いため、まずは冷静に探すことが大切です。
ここでは、入れ歯をなくしたときに確認すべき具体的な場所を挙げていきます。

ティッシュに包んだまま

食事の際や、外出先で一時的に入れ歯を外したときに、入れ歯をティッシュや紙に包んで、うっかりそのまま置き忘れることは珍しくありません。
特に外出先のレストランやカフェ、あるいは自宅で食事中にこのようなことが起こることがあります。ティッシュに包んだ入れ歯がゴミ箱に捨てられてしまうケースもあるため、ゴミ箱の中も確認が必要です。

ゴミ箱に入っている

誤ってティッシュや紙に包んだ入れ歯をゴミ箱に捨ててしまうこともよくあります。
家庭内や職場、外出先のゴミ箱に、入れ歯を捨ててしまった可能性がある場合、ゴミ箱の中を確認することが重要です。また、ゴミ箱だけでなく、周辺のテーブルや棚のうえにも注意を払ってください。

洗面所に置き忘れている

洗面所で入れ歯を外し、そのまま忘れてしまうこともあります。特に歯磨きや洗顔の際に入れ歯を外す習慣がある方は、洗面台やその周辺をしっかりと確認してください。
洗面所の棚や引き出しのなかにも入れ歯が紛れ込んでいることがありますので、細かいところまで注意深く探すことが大切です。

衣服の上やなかにある

入れ歯を一時的にポケットの中や衣服のうえに置き、そのまま忘れることも少なくありません。特に外出先から帰宅後や、外出準備の際に起こりがちです。
衣服のポケットや、服のうえに入れ歯がないか確認することも忘れないようにしましょう。また、洗濯前の衣服の確認も大切です。

ほかの方のお口のなかにある

まれに、同居している家族やほかの方が誤って入れ歯を使用してしまうこともあります。特に、同じようなデザインの入れ歯を使っている場合や、共有スペースに入れ歯を保管している場合には、ほかの方が間違って装着していないか確認することが必要です。
このような場合、家族や同居人とコミュニケーションを取り、状況を確認することが重要です。

入れ歯をなくしてしまった場合の対処法

入れ歯をなくしてしまった場合の対処法

入れ歯をなくした時に探すべき場所を探しても、入れ歯が見つからない場合があります。
入れ歯は日常生活において頻繁に使用するアイテムであり、紛失すると大変困りますが、正しい対応をすることで問題を解決できます。以下に、入れ歯をなくしてしまった場合の具体的な対処法を解説します。

入れ歯を作り直す

入れ歯を紛失した場合、最初に考えるべきは新しい入れ歯を作り直すことです。
特に、長期間使用していた入れ歯は、すり減りや変形が進んでいることが多く、使用感やフィット感が悪くなっている可能性があります。

この機会に、より快適な入れ歯を作ることを考えてみてはいかがでしょうか。
新しい入れ歯は、精密な型取りを行い、顎や歯の状態にぴったりに合わせることができるため、よりよいフィット感と機能性が期待できます。歯科医師に相談し、自分にぴったりなタイミングで新しい入れ歯を作る計画を立てましょう。

動線を考えて探す

入れ歯を紛失した場合、まずは自分の最近の動線を思い返してみることが有効です。日常生活のなかで、入れ歯を触ったり、置き忘れたりすることが多い場所を重点的に確認しましょう。

例えば、食事中にティッシュに包んで置き忘れてしまうことや、うっかりゴミ箱に捨ててしまうこともあります。また、衣服のポケットや洗面所などもよくある紛失場所です。

探す際には、自身の行動の流れを追い、家の中を隅々まで探すことが重要です。あらためて見直すことで、意外な場所で入れ歯を発見することがあるかもしれません。

病院や施設に弁償してもらう

もし入れ歯を病院や介護施設で紛失した場合、まずはその施設に状況を連絡することが重要です。施設内での紛失の場合、施設側の責任が問われることがあります。施設に連絡を取り、紛失の経緯を説明しましょう。

状況によっては、施設側が弁償や新しい入れ歯の製作費用を負担してくれる可能性があります。ただし、施設の規定や契約内容によっては、全額負担が難しい場合もありますので、事前に確認し、必要に応じて適切な対応を取るようにしましょう。

入れ歯をなくさないようにする対処法

入れ歯をなくさないようにする対処法

入れ歯は日常生活のなかで紛失しやすいアイテムでもありますが、適切な対策を講じることで、入れ歯をなくすリスクを減らすことができます。
ここでは、入れ歯を安全に保管し、紛失を防ぐための具体的な方法を紹介します。

入れ歯ケースを使用する

入れ歯を使用していないときは、専用の入れ歯ケースに保管することが大変重要です。入れ歯ケースは、入れ歯を外部の衝撃や汚れから守り、誤って紛失するリスクを減らす役割を果たします。
特に、旅行や外出時には、持ち運びやすいサイズのケースを選ぶと良いでしょう。

ケースは防水性があり、内側がやわらかい素材でできていると、入れ歯が傷つくのをより防ぐことができます。また、ケースに名前や連絡先を書いたラベルを貼っておくことで、万が一紛失しても、ほか方が見つけやすくなります。

ケースを置く場所を固定する

入れ歯ケースを常に同じ場所に置く習慣をつけると、探しやすくなり、紛失のリスクが低減します。例えば、寝室の棚や洗面所の決まった場所にケースを置くことで、毎回どこに保管したかを確認しやすくなります。

置き場所を固定することで、うっかり置き忘れることも減ります。さらに、入れ歯を外すタイミングや場所について家族や介護者と相談し、適切なルールを設定することも効果が期待できます。

入れ歯に名前を入れてもらう

入れ歯に名前やイニシャルを入れることで、万が一紛失した場合でも、見つけやすくなります。特に、施設や病院などで複数の入れ歯が存在する環境では、自分のものを特定するために有効です。歯科医に依頼して、入れ歯の目立ちにくい部分に名前やイニシャルを刻印してもらうと、紛失時の識別が容易になります。

刻印の位置や方法については、歯科医と相談し、入れ歯のデザインや機能に影響を与えないように配慮してもらいましょう。

入れ歯を作り直す場合の注意点

入れ歯を作り直す場合の注意点

入れ歯を作り直す際には、いくつかの重要な注意点があります。これらの注意点を理解しておくことで、よりスムーズに入れ歯の作り直しを行うことができます。
以下に詳しく説明します。

6ヵ月経たないと作り直しができない

保険適用の入れ歯製作においては、前回の製作から6ヵ月以上経過していることが条件とされています。この規定は、入れ歯が口内にしっかりと馴染むまでには時間がかかるという背景から設けられています。入れ歯は、最初のうちはフィット感や快適さに変化があることがあり、一定期間の使用を通じて調整が必要とされます。

そのため、6ヵ月以内に入れ歯の作り直しを希望する場合、保険の適用が難しくなる可能性があります。保険適用の入れ歯製作は、入れ歯の長期使用に伴う調整を前提としており、短期間での作り直しは保険の範囲外となるのです。

保険外では作り直しができる

保険外治療では、6ヵ月以内でも入れ歯の作り直しが可能とされています。保険外治療では、使用する素材や技術の選択が自由であるため、個々の患者さんのニーズに応じたカスタマイズができます。

例えば、より高品質な素材や、特殊な技術を使用して製作することができるため、フィット感や見た目にこだわった入れ歯を作ることが可能とされています。しかし、その分費用が高額になることがありますので、事前にしっかりと費用や治療内容について説明を受けることが重要です。

また、保険外での治療を選ぶ際には、治療の流れや予想される結果についても理解しておく必要があります。

歯科医院を変えても6ヵ月経たないと作り直しができない

別の歯科医院に転院しても、保険適用による入れ歯の作り直しは、6ヵ月以内では行えません。これは、日本の保険制度が全国的に適用されるため、どの歯科医院であっても同じ規定が適用されるためです。

転院する場合、現行の歯科医院での診断や治療記録を新しい歯科医院に引き継ぐことが重要です。また、転院先での治療方針や入れ歯の製作について、しっかりと確認し、治療計画を立てることが大切です。

転院先の歯科医師と十分に相談し、過去の治療歴や現在の状態に基づいて、ぴったりな治療方法を検討することが安心して治療を受けるためのポイントです。

まとめ

まとめ

ここまで入れ歯をなくした時の探すべき場所や、なくした時の対処法について解説してきました。
要点を以下にまとめます。

  • 入れ歯をなくすと、食事や見た目に影響が出るため、早急に対応することが重要
  • 紛失した入れ歯を探す際は、ティッシュや紙に包まれている場合や、ゴミ箱、洗面所、衣服のポケットなど、見落としやすい場所に注意を払う
  • 自身の最近の動線や行動を思い返し、家の中を隅々まで探すことで、意外な場所で見つかることもある
  • 入れ歯をなくさないためには、ケースの使用や保管場所の固定が有効

入れ歯の紛失はしばしば経験しますが、紛失したまま長期間放置しますと口腔内環境が変化し、残存歯や骨の状態に悪影響が生じる場合があります。紛失したと考えられる場合には冷静に探すことが重要です。それでも見つからない場合には速やかにかかりつけ医院へ相談することをおすすめします。

これらの対策を講じることで、入れ歯の紛失を防ぎ、もし紛失してしまった場合にもスムーズに対処できるようになります。もし入れ歯をなくしてしまったときには、今回の内容が皆様の安心材料としてお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
大津 雄人医師(医療法人社団GLANZ大津歯科医院 副院長 / 東京歯科大学インプラント科 臨床講師)

大津 雄人医師(医療法人社団GLANZ大津歯科医院 副院長 / 東京歯科大学インプラント科 臨床講師)

東京歯科大学歯学部 卒業 / 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔インプラント学) 卒業 / 現在は大津歯科医院勤務 / 東京歯科大学インプラント科臨床講師 / 専門は口腔インプラント

記事をもっと見る

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340